2025S授業ブログ#3

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2025S魔改造授業ブログ #3

夜会_集合写真_ぼかし2

※この記事は、「2025S魔改造授業」履修者の活動をドキュメンタリー形式でリアルタイムにお届けする企画、「魔改造授業ブログ」の第三弾です。

東京大学魔改造研究会が運営する魔改造授業の最終回「夜会」が6月21日、本郷キャンパスで行われました。

8週間にわたる改造期間のクライマックスである夜会は、M・K・Z・Sズキ*の4チームが、それぞれの活動の集大成である魔改造マシンを持ち寄り、マシンのお披露目と試技を行う場です。

三回目の実施となる今セメスターの夜会は、NHK総合『魔改造の夜』の出演者を中心とした来賓の方々、そして、実況席に応援団長としてフリーアナウンサーの矢野武様を迎え、盛大に開催されました。

今回のお題は「鯉の滝登り」。会場に用意された階段上のコースが舞台です。魔改造した鯉のおもちゃが滝を果敢に登るタイムを競いました。

*)“Sズキ”ことスズキ株式会社様。NHK『魔改造の夜』へのご出演を契機に、今回の参戦が実現した。

「鯉の滝登り」主なルール

  • 鯉のおもちゃの改造であること
  • 尾鰭おびれを振ることを、鯉であることの証明とする
  • 動き出してからゴールするまでは、人は触れてはならない
  • 試技は2回行い、記録は2回のうちの良い方とする
  • 最も速く滝を登り切った鯉ちゃんの勝利とする
  • ゴールできなかった場合は、何段目まで登ることができたかを記録とする
  • 滝の形状は、階段状である
鯉のおもちゃ
滝を模したコース。改造前の鯉では太刀打ち出来そうにない。

各チームのモンスターとロゴ

M班:鯉の一本釣り

「ゴールまで鯉を釣り上げる」というコンセプトのモンスター。釣り針を発射してゴール奥の崖に引っかけ、本体を一気に巻き上げる作戦。

K班:俎上そじょうの鯉

大きなタイヤと圧倒的なパワーでコースを駆け上がるモンスター。ゴールをくぐるため、最後にタイヤを八の字に開く。

Z班:しゃちほこ

「ジャンプで段差を登る」がコンセプトのモンスター。圧縮空気により勢いよく踏切足が飛び出る。

Sズキ

「面白い動き、発想を具現化する」というコンセプトのもと、なんと5体のモンスターを生み出したSズキ。今回の夜会ではチーム内のコンペで勝利した2体で試技に挑みました。

Sズキの生み出したモンスター達
  • 七転but登

前進と登段の動きの切り替えをカラクリで行うことで、コンセプトである「メカメカしいからくり」を実現している。しゃちほこのような不思議な動きでゴールを目指す。

  • 魔ナイタの鯉

回転する包丁でコースを進んでいくモンスター。なんと製作開始1週間で完成したそうです。

試技の様子

各チームが2か月間の努力の結晶であるモンスターを披露。

試技では会場が大きな歓声やどよめきに包まれました。

滝を登る「鯉の一本釣り」に激励を送るM班のメンバー
飛び上がる「しゃちほこ」に会場からは歓声が起こった

結果

  • 優勝(世界新記録)

M班「鯉の一本釣り」

記録:6段

  • ナイトメア賞

K班「俎上そじょうの鯉」

  • 企業賞

Z班「しゃちほこ」

  • Sズキ参考記録

「魔ナイタの鯉」

記録:ゴール(10秒)

授業運営チームの声

今回の授業は社会人チームも迎え、過去最大の規模で実施しました。履修者・社会人・運営チームが互いに刺激を与えあい、3回目の授業にして、一つ成熟した形を見せることができたのではないでしょうか。

授業運営一同、「魔」に取り憑かれながら次の開催に向けて準備を進めてまいります。

クレジット

今回の夜会を実施するにあたり、映像制作・記録班として東京大学の映像系サークル「東京大学映画制作スピカ1895」の皆さんにもご協力いただき、試技の実況や司会進行、映像・音響演出を担当していただきました。関係者一同、心より感謝申し上げます。

*写真撮影:林 大貴

出演  島崎 千枝 (東京大学映画制作スピカ1895)
出演  藤原 朱里(東京大学魔改造研究会)
出演  長藤 圭介 (東京大学工学部教授)
出演  矢野 武(フリーアナウンサー)

制作協力  東京大学映画制作スピカ1895
撮影    後藤 寛明 花田 麻愛

最終発表会まで

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