2025S授業ブログ#2【Z班】

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【Z班】 2025S魔改造授業ブログ #2

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※この記事は、「2025S魔改造授業」履修者の活動をドキュメンタリー形式でリアルタイムにお届けする企画、「魔改造授業ブログ」の第二弾です。

5月31日、2025S魔改造授業Z班の中間報告会が行われました。報告会はM・K・Z・Sズキ*の四チームが個別に行い、改造期間の折り返し地点としてそれまでの成果や問題点を報告します。研究会に所属する、NHK総合『魔改造の夜』出場経験者や前回授業の履修者と様々な相談ができる場でもあります。

中間発表会でどんなことが報告されたのか、その後の各班の動きは―。

今回はZ班の中間報告会での様子をお届けします。

*)“Sズキ”ことスズキ株式会社様。NHK『魔改造の夜』へのご出演を契機に、今回の参戦が実現した。

「鯉の滝登り」主なルール

  • 鯉のおもちゃの改造であること
  • 尾鰭おびれを振ることを、鯉であることの証明とする
  • 動き出してからゴールするまでは、人は触れてはならない
  • 試技は2回行い、記録は2回のうちの良い方とする
  • 最も速く滝を登り切った鯉ちゃんの勝利とする
  • 滝の形状は、階段状である
鯉のおもちゃ

コンセプトは「跳躍」— 軽さが生む一撃必殺

運営メンバーに現状を報告するZ班。

Z班が選択したコンセプト、それはエアシリンダーを用いた「ジャンプ」による段差の突破です。機体の軽量化を重視し、助走をつけた上で機体を飛翔させ、4段の段差を一気に飛び越えることを理想としています。
発表では、設計を担当するメンバーから詳細な設計図が示されました。助走距離を確保するために機体の前後長を短く設計するなど、ジャンプという一点に特化した合理的な設計思想が見て取れます。

3D-CADソフトで設計を行うZ班のメンバー。

「魔改造の放課後」の歴史において、エアシリンダーを主動力に用いるのはZ班が初めての試みとなります。ただ、この挑戦的な機構の実現には、いくつか技術的な課題があるようです。最大の課題は、ジャンプのエネルギー源となる圧縮空気の供給方法です。CO2カートリッジを用いるか、あるいはペットボトルを改造したタンクに人力で充填するか、パワーとコスト、制御のしやすさを天秤にかけた検討が続いています。

報告会では、ジャンプ後の空中での姿勢制御まで話が及びました。Z班の最終到達点は一体どこなのでしょうか。

アイデアはフルオープン

発表時点での機体制作の進捗は、一号機の設計・開発で35%、全体では20%との報告でした。使用部品の選定はほぼ完了しているため、今後は本格的な組み立てに移行するとのことです。

小林

(ブログについて)
CADデータ以外はフルオープンでお願いします。真似られても一番のものを作れば良いんです。

授業運営チームの声

メンバーから寄せられた「他の班より面白いもので一番速くゴールします」「気合で負けたらなにも勝てない」という力強い言葉通り、Z班からは高い士気を感じられました

Z班の鯉、そしてメンバーたちの挑戦はどれほどの高みに行きつくのか、その開発の行方に期待が高まります。

最終発表会まで

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